たなばた!!

七夕って書いて「たなばた」って読むんだぜ!
でも「七夕」は当て字で、昔は「棚機」と書いて「たなばた」と読んだ。


織姫(おりひめ)は、織女星(ショクジョセイ)という星のことだが、
織女(ショクジョ)は、はたをおる女性のことだ。


そこから、
横板の付いた織り機、つまり
棚(たな)の付いた機(はた)から、棚機(たなばた)となったんだぜ!


「棚機」と「織女」は読み方が難しいけど、しっかりと押さえておこう!


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で、彦星(ひこぼし)は、牽牛星(ケンギュウセイ)という星のことだ。
牛を牽(ひ)く、つまり牛に綱を付けてひく、牛飼いのことだ!!


「彦」も「牽」も、漢検準1級出題範囲だから、気を付けろ!


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織姫と彦星は、出会って結婚してから仕事をしなくなってしまったので、
罰として天漢(あまのがわ)の両端に隔てられてしまった。


天の川は「天漢」の他に「銀漢」「雲漢」と書く。当て字の問題として漢検1級で出る可能性があるぜ!


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1年に1回、7月7日になると、鵲(かささぎ)という鳥が翼を広げて、天の川に橋を架けて、
織姫と彦星の逢瀬(おうせ)を助けてくれる。


そうしてできた橋を、鵲の橋(かささぎのはし)、烏鵲橋(ウジャクキョウ)という。


「烏鵲」は前回の漢検1級で出題された!これも押さえとこう!!


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だけど、7月7日に雨が降ってしまうと、天の川の水かさが増して、織姫と彦星が逢えなくなってしまう。
7月7日に降る雨は、織姫と彦星が流す涙だ!
なので、7月7日に降る雨のことを、洒(催)涙雨(サイルイウ)というぜ!!


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織姫と彦星が無事に逢えるように、空が晴れるように短冊に祈りを込めるんだけど、「冊」を「サク」と読むのは珍しい!
でも、昔は「冊」は「サツ」ではなく「サク」だったので、古い言葉は「サク」と読む!!

  • 冊封 サクホウ 古代中国で、臣下や諸侯などに爵位を授けること。
  • 冊立 サクリツ 勅命によって皇太子・皇后を立てること。

読み間違えないように注意だ!!