「山の奥に赤鬼はたった一人で寂しく暮らしていました。 （中略） 赤鬼は人間の子供が大好きでした。」 ここまでで一旦切ってしまうと、勘違いが起きる。絶対に切ってはいけない。 本来は、 「赤鬼は人間の子供が大好きで、一緒に仲良く遊びたいなあ、と思い…

「天にまします神よ、お願いします」とか言って神様にお願いする。 「まします（在す）」は、「居る」の尊敬語。 「ます」が付いてるから丁寧語なのかな？と思われがちだが、 「まします（在す）」で終止形。丁寧語にしたら「ましまします」になってしまう。…

物事の決着、結末を「けり」という。 また、（なかなか決着の付かなかった）物事に決着を付けることを「けりをつける」という。 この「けり」の語源は何だろう。 「蹴り」を入れて決着を付けるから「けり」なのだろうか。 「きりをつける」「きりのいいとこ…

「むかしむかし、あるところに、おじいさんと、おばあさんが、おりました。」 絶対におかしい。 本当は、いつの時代にも、あらゆる所に、おじいさんも、おばあさんも、いる（いた）はずだ。 この文だけでは、このおじいさんは、山へ柴刈りに行くか、竹やぶに…