2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

託った かこった

問題。『託った』の使い方。正しいのはどっち? 先生から伝言を 託った。 体の不調を 託った。 正解は、2. 体の不調を 託った 『託った』は、「かこった」と読む。 終止形は、託つ(かこ・つ) 嘆く。 不平・不満を口にする。 という意味がある。 例題の文章で…

ふんそう・ふんしょく

扮装 フンソウ 俳優が役柄に合った格好をすること。ある人や動物などの格好に変装すること。「ピエロに扮装する」 粉飾 フンショク うわべを飾って立派に見せかけること。「粉飾決算」 微妙に似たような意味を持っているが、まったく別の熟語なので、ちゃん…

間違ってました

価格・価値の 価 今日、指摘されて初めて気づいたのですが、「にんべん(イ)」に「西」と書いていました。 多分、小学生の時から間違って覚えていたと思います……。 「へん」+「西」の漢字は、結構たくさんある。 洒 シャ 瀟洒(ショウシャ、あか抜けている…

死闘

巨人は13ゲーム差をひっくり返して単独首位に立つために、 広島は単独3位になりクライマックスシリーズに出場するために、 阪神はずっと守ってきた単独首位の座を巨人に譲らないために、 死闘を繰り広げた。 結果は、 広島4−4巨人 阪神1−1横浜 (ともに…

本来はこう書く

いくつか例をあげてみます。 - 麻 麻糸・乱麻(植物のあさ) 麻痺・麻酔(しびれる) このうちの「しびれる」のほうは、本来は部首を「やまいだれ」にして、痲 と書く。 - 綿 綿毛・木綿(わた) 綿花・綿実(わたの木) このうちの「わたの木」のほうは、本来は…

いろいろな あなた

これ・それ・あれ・どれ こちら・そちら・あちら・どちら など、物事を指し示すのに用いることば(=指示語)を こそあどことば という。 こそあど を漢字で書くと、此其彼何。 したがって、 此れ(これ) 此方(こちら・こっち) 此奴(こいつ) 此処(ここ…

違いを見逃しやすい漢字

漢字検定1級出題範囲より 次の赤字部分の読みを答えよ 頭を袈裟などで包み、目だけを出す僧侶の格好を 裹頭 という 曲突 徙薪 の忠告を無視して、大火事になってしまった 1=りとう、2=としん と読んでしまわなかっただろうか。 - 裹 『裏』に見えるが、 …

おやすみなさい おかえりなさい

なさい 「なさる」の命令表現。「しろ」を柔らかく言うのに用いる。 ご覧なさい お食べなさい 早くなさい 「する」を、尊敬表現の「なさる」とし、 さらに「なさいます」と丁寧表現にし、 それを命令形にすると「なさいませ」となる。 その省略形が「なさい…

ひろし・めぐみ

漢字で書くと、博・恵 - 博 には右上に点があるのに、恵 には右上に点がない。 博 から 十 を取っ払っても、専 にはならない。専 の右上には点がないから。 他には、 博 薄(うす・い) 縛(しば・る) などには右上に点があるのに、 恵 専 穂(ほ) などには…

続きがある

甲乙つけがたい 二つのもののどちらが優れているかを決めるのが難しいこと。優劣を付け難い。 『甲乙』には続きがある。 昔、成績表を4段階で付けるとき、上から順に 甲 コウ 乙 オツ 丙 ヘイ 丁 テイ と付けていた。 さらに、10段階で付ける場合は、5番目…

千百

千百 センヒャク 千と百。数の多いことに用いる。幾千幾百。 - 漢数字の百・千は、場合により、にんべん(イ)、こざとへん(阝)を加えて、 百 → 佰・陌 千 → 仟・阡 と表記することがある。 では、「千百」に、にんべん・こざとへんを加えると…… - 仟佰 セ…