髪を切りに
近々、髪を切りに行くことにしたぜ。
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「髪を切ってきたぜ!」とかって言うけど、主語はなんなんだぜ?
髪を切ったのは、自分じゃなくて、美容師さんだ。
でも、主語を美容師さんにすると、またおかしなことになる。
「髪を切ってきた」とか言ってるけど、美容師さんは「来ていない」。自分が美容室に「勝手に来た」。
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ちょっと日本語の文法としておかしいところはあるけど、
「専門家とかにやってもらう」ときに、さも自分がやったような表現をすることがある。
「髪を切ってきた」と言えば、「自分の髪を美容師さんに切ってもらってきた」という意味になる。
ほかには、
- パーマをかけてきた
- ショートカットにしてきた
- スーツを作ってきた
- 点滴を打ってきた
- 歯を治してきた
とかがある。
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いつも行っている美容院に行こうと思う。「行き付けの美容院」という言い方をする。
「行き付け」とは、いつも行っててなじみになっていること。
「掛かり付け」というと、病院を指すので注意。
いつも行く病院には「掛かり付け」、病院以外の常連なら「行き付け」を使おう!な!
「掛かる」は、お世話になる・頼りにする、という意味がある。「お医者さんに掛かる」とかって言い方をするからな。
でも、病院に行くときは病気に「罹(かか)っている」けど、「罹り付け」とは書かないので注意!
髪型どうすっかなあ……