きずな
- 絆 きずな 人と人との仲を、強くつなぎとめているもの。
「絆が強い」「絆が深い」という言い方をする。
仲そのものを指すことばではなく、仲をつなぎとめているものを指すことばだ。
「絆」という漢字には「つなぎとめておくもの」という意味がある。
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「絆す」とすると「ほだす」と読む。
- 絆す ほだす つなぎとめる。自由を束縛する。
- 絆される ほだされる 情に引きつけられて心や行動が束縛される。自分の心にはない行動をする。
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音読みでは「ハン」と読む。
- 羈絆 キハン 自由を束縛するもの。足手まといになるもの。
- 籠絆 ロウハン 縛って自由にさせない。閉じこめる。(籠はカゴ)
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絆創膏(バンソウコウ)にも「絆」が使われている。「創」は「きず」と読む。
なので「傷口周辺にくっついている薬」という意味が、容易に想像できるはずだぜ!!
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「絆」という漢字は、仲や関係そのものを表す漢字ではなく、それをつなぎとめているものを表す漢字だ!
だから、本当は「絆」だけではなく「思いの絆」「心の絆」のように用いるのが正しいんだぜ!!