きりん

「きりん」を漢字で書くと、二通りある。

  • 偏が 馬 の 騏邾
  • 偏が 鹿 の 麒麟


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まずは、馬偏のほうの 騏邾(きりん) を辞書で調べてみると……↓

  • よく走る馬。優れた馬。

とある。


一方、鹿偏のほうの 麒麟(きりん) を辞書で調べてみると……↓

  • 想像上の動物。体は鹿、尾は牛、ひづめは馬に似ていて、聖人が現れ善政が行われる前兆として現れる。
  • 最も傑出した人物のこと。

とある。


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従って、意味により書き分けなければならないっ!


馬偏の 騏邾 (きりん)

  • 騏邾も老いては駑馬(ドバ)に劣る どんなに優れた人でも歳を取れば能力が衰えて、凡人にも及ばなくなることのたとえ。
  • 騏邾の躓(つまず)き どんなに優れた人でも、たまには失敗することがある。(=弘法も筆の誤り)


鹿偏の 麒麟 (きりん)

  • 麒麟の一角(イッカク) 非常に珍しいことのたとえ。ありえないことのたとえ。
  • 麒麟児(キリンジ) 特に優れて賢い少年。


漢字検定1級で出題される可能性があるから、要注意だぜ!!


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動物園に住んでいるキリンは、鹿偏の 麒麟 なんだぜっ