ひかり

『光』
地平線に向かってまっすぐ道が延びていて、地平線の向こうから朝日の光が輝いている。
そんな美しい風景をかたどった象形文字だ。


というのはウソで、
人が頭の上に火を載っけている会意文字らしい。


『光』の下の方ににょろっと生えている「儿」(ひとあし)。
これは「人」という漢字の古い字体だ。「ジン」「ニン」と読む。
で、「儿」の上にあるキラキラした部分が、人の上に乗っかっている火、ということになる。


「光」の入った漢字たち

  • 輝 光輝(コウキ、光・かがやき・名誉)
  • 耀 眩耀(ゲンヨウ、まばゆいほどに輝くこと)、栄耀(エイヨウ・エヨウ、栄え輝くこと・派手でぜいたくなこと)

これらの漢字の部首は「光」だ。
と言いたいところだが「光」という部首はないらしい。
「輝」の部首は『車』、「耀」の部首は『羽』。


『光』という漢字の部首は「儿」だ。まあこれは字の成り立ちから納得できる。
しかし……「輝」「耀」の部首には納得がいかない。「車」「羽」に意味がなさすぎだ。
「輝」「耀」に占める『光』の重要度は極めて高い。
なので『光』を部首に昇格させて欲しい。