しょげる
「悄気る」と書く。
広辞苑によると「元気がなくなる。がっかりする。意気消沈する。」とある。
「悄気る」を強調するような言葉として、
「悄気返る(しょげかえる)」・・・ひどくしょげる。
「悄気込む(しょげこむ)」・・・すっかりしょげて沈みこむ。
などがある。かなり辛そうな様子だ。
近頃は、さらに用法が増えて、
「しょげしょげするな」「しょげーっとした顔するな」
と、擬態語風に使われることも多い。
ちなみに、「しょげむ」という言葉も耳にするが、間違いなので注意。
「魂が消える」・・・「魂消る」と書いて、「たまげる」と読む。
広辞苑によると「(魂が消える意から) 非常に驚く。びっくりする。」とある。
「魂消る」にも、強調するような言葉として、
「ぶったまげる」「おったまげる」という言葉がある。
「ぶっ」も「おっ」も、強調の意味の接頭語だ。
「ぶっ」は「叩く、殴る」意味の「ぶつ」で、「打つ」と書く。
「ぶっこわす(打っ壊す)」「ぶっとおす(打っ通す)」「ぶっかける(打っ掛ける)」「ぶっころす(打っ殺す)」のように使う。
「打ち明ける(ぶちあける)」は、「ぶっちゃける」となる。
「おっ」は「押す」から、「押っ」と書く。
「おっぱじめる(押っ始める)」「おっつける(押っ付ける)」「おっぴろげる(押っ広げる)」「おっちぬ(押っ死ぬ)」のように使う。
「びっくらたまご」という入浴剤があるが、「びっくり」+「たまげる」という意味もあるんじゃないか。
「これはびっくらたまげた」とかいうし。
「ぶ然とした表情で会場を立ち去る」の「ぶ然」。
言葉の響きから、「ぶすっと怒りを表す様子」を連想してしまうが、
広辞苑によると「失望してぼんやりするさま。失望や不満でむなしくやりきれない思いでいるさま。」とある。
なので、「ぶ然と肩を落とす」「ぶ然として立ちつくす」のように使うのが正しい。
「ぶ然」を漢字で書くと、「憮然」となる。
「憮」の字は、心(りっしんべん)が、なくなる(無)と書く。
心ここに在らず、という感じを想像すればわかりやすい。