携帯(1)

国語辞典を引いてみると、
・携帯(ケイタイ)身につけたり、手に持ったりして持ち運ぶこと。
・「携帯電話」の略。
とある。
携帯電話に関連する言葉について、色々考えてみた。
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無料通話分
通話料金があらかじめ割引されて、基本料金にパッケージされている料金プランのこと。
例えば「基本料金5000円(無料通話分2500円)コース」(実在するかどうかは不明だが)の場合は、
一ヶ月の通話料金を2500円以内に抑えれば、無料通話分となるため、請求される料金は、基本料金の5000円のみとなる。
もし通話料金が3500円かかってしまった場合は、5000(基本料金)+3500円(通話料金)−2500(無料通話分)=6000円の請求となる。
つまり、「有料通話分」の1000円が、基本料金5000円に上乗せされた料金となる。
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でも、すこし腑に落ちない。
「有料通話分」……つまり「課金の対象になる通話」を意味している。
それに対して、「無料通話分」。
無料通話分」とは銘打っているが、本当に無料なのか?よく考えてみてくれ。
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冒頭に「通話料金があらかじめ割引されて、基本料金にパッケージされている料金プラン」と書いた。
つまり、↑の「基本料金」が意味するものは
「基本料金」=「本当の意味での基本料金」+「無料通話分
ということになる。
無料通話分」とは言っているが、明らかに有料だ。
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さらに。
無料通話分が含まれている料金プランだと、
通話がいくら少なくても、基本料金どおりの請求となる。
さっきの例だと、2500円分の通話をしなかった場合、明らかに「払い損」だ。
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そこで、おさらいしてみよう。
(1) 「無料通話分」は、実は有料だ。
(2) 「無料通話分」は、使い切らなければ「払い損」となってしまう。
以上をまとめてみると……
(3) 「無料通話分」の「使い切らなかった分」も、実は有料だ。
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さらに、(3)の「無料通話分の使い切らなかった分」について、突き詰めてみよう。
(4) 「無料」とは言っているものの、実は「有料」だ。
(5) 「通話分」とは言っているものの、実は「無通話」だ。
従って、「無料通話分」の「使い切らなかった分」は、以下のように書き換えられる。
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「有料無通話分」
なかなかいい言葉じゃないか?Googleで調べてみたけど、ヒットしなかった。
無料通話分、2カ月くり越し!」とはよく聞くが、
実際は「有料無通話分、2カ月くり越し!」の方がはるかに正当だ。
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友達にたくさん電話やメールをすることを想定して、
やや高めの「無料通話分」を申し込んだが、
そんなに連絡する機会もなく、あえなく「有料無通話分」と化してしまった学生時代を思い出した。